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父の日の出来事

父の日に初めての給料でプレゼント

私は大学時代、一人暮らしをしていました。
高校時代の先生の影響から、どうしても学びたい分野がありました。
しかし、地元の大学にはその分野を選考する学科がなかったため、県外の大学へ進学することになりました。
一人暮らしをすることに母は不安が大きく反対気味でしたが、勉強を頑張っているのだからと父が背中を押してくれました。
第一志望の大学へ無事進学できましたが、いざ一人暮らしを始めてみると生活には私が想像していた以上のお金がかかることが実感できました。
毎月の家賃に加え、学業を優先できるようにと生活費もお小遣いも父が振り込んでくれていました。
私が「アルバイトをするからせめてお小遣いの分だけでも振り込む額を減らしてもらってかまわない」と言うと、父は「仕事はこれからいくらでもする機会はある。
けれど、自分の好きな勉強や友人との関わりには今しかできないものもある」と言ってくれました。
私としてはアルバイトもしてみたいという思いもありましたが、感謝の気持ちと自分は恵まれているという実感が湧きました。
充実した大学生活を送るうち、父の日が迫ってきました。
私は日ごろの感謝の気持ちを伝えたいと考えましたが、何かをプレゼントするにも仕送り自体は父がしていることに気づきました。
ちょうどそのころ、大学の友人から日雇いのアルバイトに誘われていたので、母に相談してみることにしました。
母は「アルバイトも社会勉強になるからやってみるといい。
その日限りなら勉強にも影響はないだろうから」とアドバイスをくれました。
私は初めてお給料をもらう仕事をしました。
お給料はその週のうちに銀行に振り込まれていました。
初めて自分で働いて得たお金に感動し、週末にはショッピングモールへ足を運びました。
初めてのお給料で買う父の日のプレゼントは、悩んだ結果ネクタイにすることに決めました。
手にしたお給料と実用性のことを考えるとネクタイが一番喜んでくれるだろうと思ったからです。
選ぶ時は本当によく考えました。
私がいいと思うものと、父の好みも考え選び抜いた柄のネクタイは自分でとても納得のいくものになりました。
そのネクタイは手紙を添えて実家へ送りました。
手紙には大学受験にあたって背中を押してくれたこと、学費や仕送りなどへの「ありがとう」の気持ちを書き綴りました。
プレゼントは当日、母が父へ渡してくれました。
父は「自分のために使ったらよかったのに」と笑いながら言っていたそうです。
その日の夜、父から電話があり「ありがとう」と言われました。
お礼を言われるのは初めてではないのに、とても照れくさく、何故か涙が溢れてきました。
現在私は、大学で知り合った人と結婚し、実家からは離れているものの幸せに暮らしています。
あの時、父が背中を押してくれなかったら、学費や生活費を出してくれなかったら、夫と出会えなかったのかなと思うと感謝してもしきれません。
父が必死で働いてくれたから通えた大学で出会った夫を大切にし、大切にされることで私が幸せになり、それを見て父は幸せを感じてくれています。
そんな幸せな父を感じることで私はとても嬉しくなります。
幸せは一人のものではなくて、連鎖していくもの、繋がっていくものなのかなと実感しています。
父は今でも私が贈ったネクタイをして会社へ行っています。